ページトップ

トピックス

「賃貸と持ち家」どちらが得か?

2022.01.31

☛今住んでいる賃貸に住み続けていいのかな?
☛高額な住宅ローンを組んで購入する意味はあるのか?
☛賃貸の場合、老後はどうなるの?
 いろいろな悩みを持つかと思います。そこで、賃貸と持ち家のそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。


|賃貸と持ち家のメリット・デメリット

<賃貸のメリット>
・賃貸は自分のものではなく、また、固定されていないので、いつでも気軽に引越しがでる
維持管理費は、基本的には大家さんが負担しますのでリスクを負うことはない。
不動産価格が下落した場合でも、特に影響を受けることはないので、そういったリスク負担がない。

<持ち家のメリット>
・マイホームを持っているという満足感や安心感がある。
・賃貸と違い自分の住宅なので、リフォームなど気にせず自由にできる
・不動産価格が値上がりしていく場合、資産的な価値が生まれる


<賃貸のデメリット>
・自分の住宅ではないので、家賃を払い続けなければいけない
老後の住宅への不安がある。
自由にリフォームができない

<持ち家のデメリット>
不動産価格が下落するリスクがある。
・ボーナスのカットやリストラなど住宅ローン返済の不安がある。
維持管理費は自己負担、マンションは修繕積立金などで計画的に補修されます。戸建て住宅は10年ごとに屋根塗装や外壁塗装、設備更新など100~150万円程度が必要となるケースがあります。
・不動産は流動的でないので、安易に引越しができない

 このような双方のメリット・デメリットを踏まえて、どちらを選択すればいいのかを考える際は、今後のライフスタイルをイメージしましょう。


|35年後の将来を比較

 住宅ローンを組む場合、通常、借入期間を35年で組まれる方が多いので、”金銭的な指標”として概算ですが35年で計算してみます。賃貸と持ち家は同じエリア、同程度の条件の住宅で設定しています。

<賃貸の場合>
設定⇒ファミリー向け戸建て 3LDK 80㎡

家賃:16.5万円×12か月×35年=6,930万円
諸費用25万円

(諸費用の内訳)
仲介手数料:17万円
クリーニング特約:4万円
鍵交換費用:1.5万円
事務手数料:2.5万円

安心サポート37万円
更新料:5万円×17回≒85万円(2年に1回、更新料5万円)
借家人保険(35年間):52万円
合計額:7,129万円

<持ち家の場合>
設定⇒土地価格を100万円/坪 土地30坪、建物30坪(一般的な住宅) 3LDK 購入価格:4,800万円 借入額4,800万円 金利0.775%

住宅ローン:13万円×12か月×35年=5,460万円
諸費用200万円
維持管理費(35年間):580万円

(維持管理費の内訳)
屋根・外壁塗装:150万円×2回=300万円
設備更新:150万円
クロス貼替え:40万円
シロアリ駆除:15万円×6回=90万円

固定資産税等:11万円×35年=385万円
合計額:6,625万円


総支出から見れば・・・
賃貸の場合  7,129万円
持ち家の場合 6,625万円
とかなりの差があります。
35年でローンを完済すれば、戸建て住宅という資産価値が残ります。これが果たしていくらの価値があるのかという問題もありますが、35年経った戸建て住宅の価値が”ゼロ”ということはないので、将来における老後の資産形成の一つになる可能性があると思います。しかし、賃貸の場合だと手元に何も残りません。


経済的観点からみれば・・・
 不動産市場が一定若しくは上昇し金利が一定の水準であれば、住宅購入の方が有利、逆に不動産市場が下落し金利が上昇していくのであれば、賃貸の方が有利といえます。不動産市場と金利がどのように推移していくのかが大きな鍵となります。
 日本の相対的な人口が1億2,500万人から約30年かけて30%人口が減っていくと予想されています。日本全体としての不動産トレンドだけでなく、それぞれの地域の市場動向を意識して物件を選定することがより重要になってっくると思います。
 賃貸か持ち家か迷っている場合は、今後のライフスタイルをイメージして、金銭面だけでなく、どちらが幸せや満足感を得られるのかを考えて判断しましょう。


「賃貸か持ち家」どちらがいいのかの判断は、かなり複雑で、どういった立場で考えるか、何に重視するのかで違ってきます。
賃貸と持ち家ではコストはほぼ同じ」などと言っている方もおられますが、それは同条件の物件で比較せず、”月々の住宅ローン支払いと同じ額で住める賃貸”と”持ち家”を比較しているからです。35年間、同じエリアで同程度の住宅条件でしたら、持ち家の方が有利と判断してもいいと思います。