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どんな階段にすればいい?

2022.01.14

5種類の階段とそのメリット・デメリット


 間取りや仕様などを決めるなかで、階段の種類や配置は重要な計画の一つです。階段の種類や配置によっては、間取りや生活動線も大きく変わってきますし、メリット・デメリットもそれぞれありますので難しい選択です。また、見た目重視なのか、安全性重視なのかで階段の種類も違ってきます。
 一般的な階段とそれぞれの特徴などについてご紹介していきます。


|直階段(ストレート階段)

階段 - 木づくりの家

 直階段はシンプルな形でどんな場所でも設置できます。玄関ホールや廊下、リビングにも適しています。
 直階段の特徴として、途中で踊り場をつくらないことがほとんどです。

<メリット>
・省スペースで計画できる
・大きなベッドや家具、荷物をスムーズに運ぶことができる
・階段下の空間を収納やカウンターを設置してワーキングスペースに活用できる

<デメリット>
・省スペースで上下階を結ぶため急な傾斜になりがち
・上階で転倒してしまうと下まで下階まで転げ落ちてしまう危険性がある

※直階段以外でも危険性はあり、階段の納め方が安全性を左右しますので、一概に危険というものではありません。


|かね折れ階段

階段の種類と特徴4タイプまとめ!どの階段にする?

 かね折れ階段は、L字型になっているのでL字階段と呼ばれることもあります。
部屋の角に沿って配置することができるので、直階段と同じく計画しやすい形になっています。

<メリット>
・踊り場があるので、最上部で足を踏み外しても下階まで転げ落ちるのを防ぐ

<デメリット>
・折れている分、広い面積が必要
・費用は直階段よりも高い
・踊り場ではなく扇状の曲がり階段だと、内側の踏面が小さく踏み外す危険性あり


|回り階段

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 回り階段は、上から見るとコの字になっているため、コの字階段と呼ばれることもあります。リビングよりも玄関ホールや廊下に計画しやすいので、実際によく使われています。

<メリット>
・折り返し階段に近い安全性を確保しつつ、直階段ほどではないが省スペースで計画できる

<デメリット>
・踊り場がない場合、安全性は高くない

※一般的には階段部分を省スペースにするため”6段回り納め”が多いです。


|折り返し階段

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 折り返し階段は、回り階段と形は同じですが、学校や商業施設でよく見かける折り返しの部分が1枚の踊り場になっているタイプ。

<メリット>
・回り階段の扇状の段で足を踏み外す危険性が低いので、安全性を重視する場合、おススメの形です
・踊り場付近に照明や窓がある場合、脚立を使って電球の取替えや窓の掃除がしやすい

<デメリット>
・大きい踊り場をとることで、他の階段に比べて約1帖分面積が余分に必要なので、間取りを考える際は、最初から考慮しておかないと間取り計画が難しくなる


|螺旋階段

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 螺旋階段も折り返し階段と同様に、一般的な住宅に使うケースは少ないですが、渦巻きのような円を描いて上り下りする階段で、上から見ると円柱の形になっていて角がない分、他の階段に比べて省スペースで計画できます。あまり大きく計画できない限られた空間で計画する場合に使われる階段です。

<メリット>
・一般住宅で採用しているケースはごく稀ですので、人と違った個性を出したい人にはおススメ

<デメリット>
・階段下のデッドスペースを収納やワークスペースとして活用しにくい
・中心部分の踏み板が狭くなっているので、踏み外しの危険性あり


|階段の納め方のポイント

ポイント1.踏み板

 「踏み板」は、幅や奥行き、高さによって階段の使いやすさや安全性が大きく違ってきます。
 ただ、踏み板の広い幅や奥行き、低い高さで計画すると上下階に移動しやすく安全性も確保できますが、その分階段スペースを多くとり費用もかかります。
 ですので優先順位を明確にして計画しましょう。

ポイント2.ストリップ階段orボックス階段

<階段下収納>

 「ボックス階段」は、横が壁で囲まれているタイプで、階段下の空間を収納スペースに活用することでき、また、費用も安価に抑えられます。
 ただ、階段部分に窓がある場合、その窓から入る光が下階の部屋に届かず少し閉塞感を感じてしまう可能性があります。

 「ストリップ階段」は、横に壁がなく手すりだけで、階段の奥にある板(蹴込み板:上部に写真あり)が無いタイプですので、階段を上がる際に足を置きやすく目線が抜けて開放感があります。また、手すり部分の大きな隙間には、通販で落下防止ネットが販売されていますので、お子さんが小さいうちは、安全面を考えて設置するようにしましょう。
 ただ、材木やスチール、鉄でつくる場合、費用が割高になります。スチールや鉄で作る場合、50万円前後の費用が余分にかかってしまいます。


<まとめ>

 「直階段」「かね折り階段」「回り階段」「折り返し階段」「螺旋階段」の5種類をご紹介してきましたが、「階段」は家族が毎日使うものですので、できるだけ安全で使いやすい形のものを選ぶことや設置する場所によってはその部屋の雰囲気がガラリと変わりますので、それぞれの種類のメリット・デメリットを理解した上で計画することが大事です。