2021.11.06
日本トレンドリサーチ・注文住宅に関する調査より
■ 夢のマイホームは、“夢のとおり”にできましたか?
・思い描いた家のとおりにできたのならば「100%」。
・それを超える家ができたなら「110%」。
・反対に、イメージとまったくかけ離れた家は「0%」として、どれくらいの完成度の家ができたのか回答してもらいました。
最も多かったのは「80%」で、25.9%の方が回答しました。
少数ながら、「110%以上」と理想を超える家ができたという方もいました。
全体の1割ほどの方が、理想どおり、またはそれを超える家ができたようです。また、およそ半数の方は、比較的理想に近い家が建てられたようです。
一方で、1割ほどの人が、理想の半分、またはそれにも満たない完成度の家を建てている、という結果となりました。
☛どのような点が理想以上でしたか?(家の完成度「110%以上」と回答した方)
- 図面上より実物大で実感すると理想以上。(60代・男性)
- 安心安全で広々とした家ができた。(70代・男性)
- フィンランド製のログハウスを、設計の段階からいろいろなリクエストを聞いてもらい建てたのですが、実際に住んでみると日本の在来工法の家と違い、ライフスタイルなどが良い意味で変わった点。(60代・男性)
- 建築士が気を利かせてくれて、玄関扉・駐車場のサイズやリビングの間取りなど、こちらがあとで「しまった」と思うようなことをすべて手配してくれ、非常に使い勝手がよい家になった。(50代・男性)
- 部屋の雰囲気全体。(40代・女性)
☛どのような点が理想に届きませんでしたか?(家の完成度「90%」以下の回答をした方)
- 2階が思ったより暑かった。(50代・女性・完成度「90%」)
- 屋根。もう少しお金をかけて丈夫にしておく方がよかったかなと。わりと消耗するところです。(60代・女性・完成度「90%」)
- 家事導線が考えていたほど納得のいくものではなかった。(60代・男性・完成度「90%」)
- 家の形を工夫したかったが、予算不足でできなかった。(50代・男性・完成度「80%」)
- 夏に建てたので、冬の季節をイメージしていなかった。(40代・女性・完成度「80%」)
- キッチンの広さ、使い勝手が思ったより悪かった(60代・男性・完成度「80%」)
- いざ住んでみると細かいところに気になるところがあった。コンセントの位置など。(50代・男性・完成度「70%」)
- 材質。希望のものにするとコストがかかりすぎて、諦めた。(40代・女性・完成度「70%」)
- キッチンの収納が足りなかった。(40代・女性・完成度「60%」)
- 住んでみてから、考えが足りなかったことが色々分かった。(70代・女性・完成度「50%」)
- 立体的になると、湧いていたイメージと食い違った。(60代・男性・完成度「40%」)
- 外観が思い通りにならなかった。狭い土地なので、間取りが希望通りにならなかった。(30代・女性・完成度「40%」)
- 風水的に良くなかった。(60代・女性・完成度「40%」)
■およそ1割が、注文住宅を建てたことを後悔
後悔が「ある」方に、どのようなことで後悔をしているか聞いているので、一部を紹介します。
- 維持費がけっこうかかる。(60代・女性)
- もっと安くできたはずなのに、知らない間に高くなってしまった。業者の口車に乗ってしまった。(60代・男性)
- もっと収納を作ればよかった。子どもが育つにつれ、部屋が手狭になってきた。モデルルームなどを見て、情報を集めればよかった。(30代・女性)
- 二世帯住宅を建てたが、一人住まいになった。(40代・男性)
- マンションの方が良かったかなと思っているので。(30代・女性)
- この場所が嫌い。(60代・男性)
- 定年退職まで借金を抱えてまでも建てるほどの意味があったのかと思う。(60代・男性)
- もう少し勉強してからにしたかったです。(50代・女性)
- 若い時には気にならなかったが、歳をとって保守しにくいところがあった。(60代・男性)
- 自分達の生活をもっと深く想像してから建てるべきであった。(40代・男性)
・引用元:「日本トレンドリサーチと株式会社ハウジング建都による調査」
・「日本トレンドリサーチ」の該当記事(https://trend-research.jp/8971/)
・株式会社ハウジング建都(https://kirakuhouse.com/)