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住宅購入で後悔しないためのチェック項目

2025.12.23

― 契約前に、一度だけ立ち止まって考えてみてください ―

 

住宅購入は、多くの方にとって
人生で一番大きな買い物です。

それだけに、あとから
「もう少し考えておけばよかった…」
と感じる方も少なくありません。

このチェック項目は、
正解を出すためのものではありません。
「自分の考えを整理するため」のものです。

気になるところだけで構いません。
一つずつ、見てみてください。


チェック① 毎月の支払い、本当に無理はありませんか?

 

 

☐ 今の家賃と比べて、極端に負担が増えていない
☐ 将来の出費(教育費・車・老後)もなんとなく想像している
☐ ボーナスが減っても成り立つ支払い額
☐ 「借りられる額」ではなく「返せそうな額」で考えている

 

👉 少し余裕があるくらいが、ちょうどいい。
   固定資産税や家電(冷蔵庫や洗濯機等)の買い替えなど、
   思っていなかった出費があっても慌てずに済みます。


チェック② 金利のニュースに振り回されていませんか?

 

 

☐ 金利だけで「買う・買わない」を決めていない
☐ 少し金利が上がっても耐えられるか考えた
☐ 将来の金利について、決めつけすぎていない

 

👉金利はコントロールできませんが、
  借り方(変動・固定、借入期間)や金額は調整できます。

 

▶ 日銀の動きと住宅ローンの関係についてはこちら


チェック③ 今だけでなく、少し先の暮らしを想像しましたか?

 

 

☐ 家族が増えた場合も住めそう
☐ 年を重ねても使いにくくなさそう
☐ 転勤や住み替えの可能性もゼロではないと考えた

 

👉「今のライフステージ」を意識することは大切ですが、
       少し先のライフステージも意識しておくと、より安心です。


チェック④ 立地や周辺環境をちゃんと見ましたか?

 

 

☐ 昼だけでなく、夜や平日も見に行った
☐ 音・人通り・雰囲気が気にならなかった
☐ スーパー・病院など生活に必要な施設がある
☐ ハザードマップを一度は確認した

 

👉間取りや外観、設備は変えられても、
     立地や周辺環境は変えられません。


チェック⑤ 建物の「外部(屋根・外壁)や内部(配管・断熱)」について、
 説明を受けたり、確認したりしましたか?

 

 

☐ 見た目だけで判断していない
☐ 古い場合、どこに修繕が必要か聞いた
☐ リフォーム費用をざっくり把握している
☐ 不安な点をそのままにしていない

 

👉「専門的なところだからよく分からない」は、
  あとで後悔しやすいポイントです。


チェック⑥ 説明を聞いて、ちゃんと納得していますか?

 

 

☐ 分からないことを質問できた
☐ メリットだけでなく、デメリットも聞いた
☐ 「今すぐ決めないと」と急かされていない

 

👉焦って決めた買い物ほど、
     あとから気になる点が出てきます。


チェック⑦ 少し立ち止まって考えましたか?

 

 

☐ 一晩置いて考えた
☐ 家族ときちんと話した
☐ 「やめる選択」も一度は考えた

 

👉
立ち止まることは、
慎重すぎることではありません。


すべてにチェックが入らなくても大丈夫です

 

このチェック項目は、
全部クリアしないとダメ、というものではありません。

「ここが少し不安だな」
「ここ、よく分かってないな」

そう思えた時点で、
十分に意味があります。


まとめ|考える順番を間違えなければ大丈夫

 

チェックできていない点がいくつかあっても大丈夫です。
気づいた時に説明を受けながら、
一つずつ確認して納得していけば、
不安を抱えたまま進まずに済みます。

分からないことを一つずつ確認しながら、無理せず前に進んでいきましょう。