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間取りの考え方

2021.11.05

『正しい手順とおさえるべき3つのポイント』

家の間取りを考えることは、家づくりの行程のなかで、一番ワクワクする部分。
しかし、設計に関することって、素人には難しい・・・そう思って、敬遠していませんか?

せっかく注文住宅を建てるのですから、設計士や住宅会社に完全にお任せしてしまうより、ぜひ間取り設計についても積極的に参加していきましょう。

自分たちで考えを整理し、プロに意見や要望を伝えることで、より納得のいく家づくりにつながります。
設計の知識がなくても迷いなく考えられるよう、間取り設計に関する基礎知識や、基本の流れをお伝えしていきます。


まず、間取りを考える前にやるべきこと

・「今は子供が小さいから、当面は2つの部屋を1つにまとめて、子供の成長に応じて分離したい!」・「買い物から帰ってきたらすぐに冷蔵庫に収納したい!」・「洗面所に隣接してウォークインクローゼットを設置して、そこで衣服関係の作業をすませたい!」etc・・・

注文住宅やセミオーダ―住宅なら絶対にこだわりたいのが「間取り」です。

我が家に最適な間取りをスムーズに詰めていくには、取りかかる前に予算とスケジュールの準備が必要です。

予算というのは具体的には、「いくらなら安全にローンを払っていけるか」。ここがある程度明確にしておかないと、間取り計画もフラフラとして定まりません。
また、スケジュールというのは「いつまでに入居したいか」ということ。これもある程度明確にしておかないと、かえって決断ができず延々と悩んでしまうことになります。

まずは間取り作りの前に、この予算とスケジュールをきっちりご家族みんなで話し合い、意見をまとめておいてください。


間取り計画のポイント1方位と縮尺のルール

一つの図面を役所関係者、大工さんなど、立場や目的の違う様々な人達が皆同じ目線で見れるよう、図面にはルール、つまり方位と縮尺があります。

方位については地図と同じく、上が北になります。当社の場合は玄関を下に設定します。
縮尺については通常、1/100スケールがよく使われています。1メートルのものを1センチの大きさで図面に書き表していくことになります。

ここで、「尺モジュール」と「メーターモジュール」について少し説明しておきます。
メーターモジュールでは1mを設計の基本単位とし、尺モジュールは0.91mを基本単位としています。
日本では畳の大きさ(1畳=182mm×910mm)を基準にしてきた習慣があるため、今も尺モジュールを採用している建築会社が多くあります。※狭小地の場合、180mm×900mmを基準とする場合もあります。

メーターモジュールの方が廊下や階段などは広くなりますが、その分居住スペースが圧迫されるといったデメリットがあります。尺モジュールの方が自由度が高く、和室にも対応しやすいのでこちらを当社では採用しています。

四角の一辺の大きさが9.1mmになっている「尺モジュール方眼紙」というものがあります。2マスで一畳の大きさ、4マスで一坪の大きさになるためとても簡単に使えます。自分で間取りを考えるときにも役立つので、ぜひ活用してみてください。


間取り計画のポイント:家の外周から検討する

たとえば「間口10m」「奥行き12m」の土地に家を建てるのなら、まず尺モジュール方眼紙に10センチ×12センチの長方形を書き込みます。北を上にする、又は、玄関を下にすることを忘れずに。

ゾーニングはまず、家、庭、車庫などを含めた全体の配置から行います。最初に考えるのは車の置き場所で、車が出し入れしやすい形状・高さなどを検討して配置を考えます。乗り降りや洗車のことなどを考えると、できれば3m×6mほどの広さを確保したいところです。
さらに、ゲスト用の駐車スペースが必要かどうか、子供達の自転車の置き場をどうするかなどを考えます。

そのほかにも、庭が欲しい、家庭菜園をやりたい、物置を置きたいといった要望があれば、そのためのスペースを配置していきます。


間取り計画のポイント3:まずは、アバウトなゾーニング

次はいよいよ家の中をゾーニングしていきましょう。
ここでは、2階建・32坪の家を例に考えてみます。
1坪=4マスでしたから、32坪では128マスになります。これを2フロアに分けると64マス。
では一番シンプルに、尺モジュール方眼紙に8マス×8マスの正方形を書き込んでみてください。

慣れていない方は大雑把に丸を書き込んで、「このあたりに玄関」「このあたりがリビング」「ここがキッチン」という具合に、だいたいの位置を決めていきます。
慣れている方は、具体的に部屋を書き込んでいってもOKです。

部屋の広さは「帖」で考えるとわかりやすくなります。2マスで1帖でしたから、6帖の部屋なら12マス、4.5帖の部屋なら9マス。書き込んでいくと、最初の64マスにおさまりきらなかったり、うまく配置できなかったりするのではないでしょうか?

設計士や住宅会社と打ち合わせをするときには、ご自分でゾーニングしたものを見せながら話をすると、伝わりやすいかもしれません。


住み心地のよい間取りのポイントは

「何から手をつけたらいいかわからない」という人も、「こう考えればいいのか!」というとっかかりになったのではないでしょうか。

でも実際に部屋の細かい配置を考えようとすると、「暮らしやすい間取りってどんな間取り?」「部屋のゾーニングでは何に気をつけたらいいの?」という疑問も新たに湧いてくることと思います。

間取り設計のポイントについて少しだけ触れておくと、大切なのは以下の2つ。

3つの動線(人、採光、通風)を意識する。

ご家族みんなの暮らしやすさを明確にする。