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カーボンニュートラル

ZEHって何?

2022.02.10

|ZEH(ゼッチ):ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスとは?

ZEH(ゼッチ)とは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、1年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。

※国では、「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」 とし、ZEHの普及に取り組んでいます。

ZEHのイメージ

|光熱費が節約できる

高断熱、省エネルギー機器により電力使用量を削減し、光熱費が節約できます。
また、太陽光発電の発電電力を売ることにより、売電収入を得ることができます。

エネルギー使用量の削減
一次エネルギーの収支イメージ 
10年間の収支イメージ
10年間の収支イメージ

☛一般的な光熱費とZEHの光熱費の比較
一般的な光熱費 → 196,044円/年間 

※平成30年 総務省統計局 家計調査報告より(二人以上世帯の平均)

ZEHの光熱費 → 136,504円/年間

※資源エネルギー庁 ZEH支援事業調査発表会2018より

比較してみると、ZEHの住宅の方が、約6万円/年間お得です!

☛さらに、太陽光発電の電力を売ることで・・・

太陽光発電の売電費 → 182,925円/年間

※資源エネルギー庁 ZEH支援事業調査発表会2018より

トータルで約24.2万円/年間お得になります。


|健康に良い

☛ヒートショック現象の緩和

出典:2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会(HEAT20)

ヒートショックは急激な温度差により血圧が大きく変動することで起こります。
住宅を高断熱にすることで、部屋間の温度差が少なくなりヒートショック現象の緩和につながります。

☛アレルギー発生の抑制

カビによるアレルギー
室内に結露が発生すると、カビが発生しやすい環境となります。カビが発生すると、そのカビを食べるダニやダニの糞などの影響によってアレルギーの発生要因となります。

出典:2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会(HEAT20)

☛血圧や活動量に良い影響

出典:国土交通省による、断熱改修前と後における居住者の血圧や身体活動量など健康への影響を検証する

・室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧の季節差が顕著に小さい
・居住者の血圧は、部屋間の温度差が大きく、床近傍の室温が低い住宅で有意に高い
などの知見が得られつつあります。


|省エネ=省CO₂で環境に優しい

杉の木約71本が1年間に吸収するCO2量の削減

省エネルギー設備機器により消費エネルギーを抑え、太陽光発電の電力を使用することで省CO2となり、環境にやさしいエコハウスです。

ZEHにすることによるCO₂年間削減量は、約 3.9t-CO₂の削減で杉の木約280本が1年間に吸収するCO₂量に相当します!

※資源エネルギー庁 ZEH支援事業調査発表会2018
    エネルギーの使用の合理化等に関する法律施行規則
    関西電力ホームページ CO2排出係数等の推移について
    関東森林管理局ホームページ 森林の二酸化炭素吸収力 より算出


|停電時にも電力が使える

災害時に停電をした経験はありませんか!?

ZEHでは太陽光発電設備等の再生可能エネルギーを設置しているため、晴天日の日中は停電時でも電力が使用可能です。

※太陽光発電システムの場合、自立運転コンセントへの切り替えが必要です。

さらに、蓄電池を設置することで、停電時の夜間でも電力が使用可能です。
また、HEMSを設置することで、エネルギー使用状況を「見える化」したり、各機器をコントロールしてエネルギーの自動制御ができ、節電を快適にします。
政府は2030年までに全ての住まいに「HEMS(ヘムス)」を設置することを目指しています


HEMS(ヘムス)とは、「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略で、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムのことです。家電や電気設備とつないで、電気やガスなどの使用量をモニター画面などで「見える化」したり、家電機器を「自動制御」したりします。